松葉ガニ

3月 2nd, 2011

銃なき民衆が独裁者を倒す。遠いアラブの世界、歴史のドラマがダイレクトに伝わってくる。

それに比べ、日本はぬるま湯的な平和のもとに変わらない社会があり、世界に取り残されて行くと思えます。

私の事務所はすべてに前向きに、戦略的な発想を持ちながら事務所全員で着実に歩みたいと思っている。

それはそうとして、先日大学時代(40年余前)の友達(鳥取在中)の鳥取の松葉ガニが送られてきた。松葉ガニが届いた日は、九州の主張中で、頂いたカニは携帯の写メールのみの味わいだった。その美味は事務所の人の喜びにさってしまった。

私の親のルーツも鳥取であったので、幼いころたびたび、鳥取の祖母の実家に里帰りで連れていってもらい、その頃(50年以上も前)は、蒸気機関車が唯一の交通機関であった。冬、鳥取駅では駅の土産物として竹かごに入った松葉ガニがホームで売られていた。駅の土産だったことを思えば、今より安かったのであろう。大阪まで汽車で8時間くらいかかったのであろうか。
 車内には、冬は暖房の為にスチームが通っているのでカニが傷みやすい。そこで、カニ籠を窓の外につるして、持って帰ったのを覚えている。

友は鳥取の育ちで、大阪の大学を出て地元に帰った。生まれ故郷で家族を持ち、親のそばにおりながら、子、孫と4世代をつないでいる。それも人間の幸せの印である。

そして、そのカニが届いたということは、友も元気であろう。もう20年近くあっていない。私同様白髪が多くなっていると思う。その美味は友が家族と元気に過ごしていることの証である。又、来年元気であることを楽しみにしている。

バレンタインデー

2月 15th, 2011

 久しぶりに、千円のカットサロンさんで、散髪をしました。鏡をマジに見ると私の顔は白髪世代です。カットの最中そのお兄さんが、「今日、バレンタインのチョコレートをもらったんですよ、同僚に・・・」と楽しそうに話しかけてくれました。
 そういう私も義理チョコを貰っています。事務所のスタッフです。もらったチョコはゴディバなどちょっと高いおばさま系です。
 このようなお祭りは、私の子供の頃にはなかったです。若いころの恋愛中もなかったです。20年余り前、今は古参の女性スタッフにもらったと記憶があります。東京の代官山のチョコやグリコのアーモンドチョコや様々でした。しかし、その頃は飲み屋さんのプレゼントの世界であったような気がします。
 今の若い人のような手作りチョコという身近な表現でなかったと思いだしました。チョコのお返しはしたことがないです。楽しましてもらって、知らぬふりをしています。
 今年、私も65才です。そろそろ義理チョコをもらわない年齢でしょう。スタッフからの義理チョコは、今だに働ける事を感謝しなければいけない印でしょう。

雪の朝

2月 14th, 2011

 朝起きれば、小さなマイカーが雪に覆われていました。前日は、お世話になった造園会社の社長と食事にいって、ちょっと飲んでいたので、雪になる天気予報が出ていた事をすっかり忘れていました。
 昨夜の食事は相手の社長の希望でフグでした。久しぶりのてっちりですが、てっちりのコースを少し変え、突き出しの向付を次の3種盛り合わせにしまして


 これにポン酢を少したらし白子を混ぜると味が絡んで、酒がすすみます。そのあとは炭火で焼きフグと白子鍋です。
 昔 宴会でもフグが出ることはなかった、高級すぎた。
新世界で大衆フグが始まり1980円のてっちりが普及していったことから、「冬はフグ」という世間の言葉が定着したと思います。これはそれほど古い話ではありません。
これから日本の経済が苦しくなっていくそうです。「あのころはフグが旨かった。」という昔話をする時がでてくるのでしょうか?